SAKANAQUARIUM 2013

サカナクションのツアーLIVEに行って来ました。

ワンマンは初めて。昨年のCDJのLIVEが凄く良かったので、 普段どんな雰囲気なんだろうと思ってたけど、同じくストイックな感じで非常に良かった。

以下、セトリ!から転載。

1.INORI
2.ミュージック
3.M
4.アイデンティティ
5.ルーキー
6.multiple exposure
7.mellow
8.ボイル
9.アルデバラン
10.なんてったって春
11.ホーリーダン
12.僕と花
13.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。
14.ネイティブダンサー
15.アルクアラウンド
16.アドベンチャー
17.Aoi
18.夜の踊り子

encore
19.ストラクチャー
20.三日月サンセット
21.朝の歌


演出が凄く丁寧で、ネイティブダンサーは本当に感動した。
途中、音が凄く面白い動きをしてびっくりしたけど、それもスピーカー100台以上を使った演出効果だとアンコールで一郎さんが話していた。
アルバム曲3曲がタイアップになった為「外に出て行く」曲だと話し「内に向かう」曲を作るため、今回はレコーディングを自宅で行ったとか。
一郎さんは本当に面白い考え方をするなあと。
チームサカナクションは素晴らしいチーム。
映像も最後まで眩しいくらいだった。エンディングも良かったね。

アンコールの三日月サンセットから朝の歌が・・・
今思い出しても泣いてしまいそうなくらい感情が動いた。

夜になって、朝を迎えて再び夜へ。

人の気持ちは繰り返し繰り返し、飽きもせず何度でも繰り返す。繰り返すメロディと、フレーズ。感情の高まりとブレイク。

「痛いほど本能で踊って」

気持ち良かったです。
また踊りに行きたい。

しあわせのパン

綺麗です。綺麗で美しい。静かで何も無い。風の音だけ。
そこで生活する人々と、そこを訪れる人。他愛の無いやりとり。
そして美味しく焼けたパン。ただそれだけ。

言葉の一つ一つが深く、台詞には含まれない感情が読み取れる。
風の音が耳に痛いくらい、懐かしいような風景と共に印象に残る。

食べるものがあるって、素晴らしい。
美味しいパンがそこにあるのなら、良い人生だ。

しあわせのパン [DVD]

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ロスト・シンボル

文庫になるのを辛抱強く待っていたこの作品。
ハードカバーは綺麗だけど持ち運びにくいし寝転がって読めないからね。

・・・さあ今度こそ映像化は無理なんじゃないかな!

前回の天使と悪魔は結局大筋を変えて納めていたからなあ。
今回の舞台は謎に満ちた首都“ワシントンDC”で、フリーメイソンの秘密に関する知的・身体的大冒険。
フリーメイソンが何たるかは恐らく世界中の人が読書前の私のよう印象を持っていると思う。
ダン・ブラウンは、その偏見を厳かに、そして鮮やかな手法で剥ぎ取ってゆく。

以下、ちょっと小説風に感想を。



世界の真実は、目の前にあるのに気付かないほど単純で、いつでも人々の手によって暴かれるのを待っている。
真に理解したくば、不可能を可能に変える“錬金術”、思想の大幅な転換が必要ではあるが。
その一線を越える勇気を持つものだけが、世界の神秘に触れ、そこに神を見出すことが出来る。

世界中の宗教・思想が指し示す、たったひとつの真実。
それは万人の中に存在し、肉体の主人に見つけ出されるのを待っている知識の粋へと導く鍵。
今、現代科学は古来より賢者達が秘匿し続けた真実にまさに迫ろうとしている。
そのドアの向こうで、扉が開かれるのを待っている。

もうすぐ、劇的な変化が――水瓶座の時代やその他の楽園を指し示す“ことば”通りの奇跡が起こる。
キャサリンはそう断言する。

人々はラングドンと同じく懐疑的であり、その変化をなかなか飲み込めないかも知れない。
だが、夜明けの光とともに自分の内面に現れる奇跡を―希望を―、一度でも味わったことがあるのなら。
きっと私たちにも、神の恩恵は与えられるだろう。


シンシアリーに。

残響リファレンス"TOUR ~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~

行って来ました。
今はセトリ登録するサイトとかあるんですね(ぺたぺた

1.coda
2.LOST AND FOUND
3.皆無
4.未完成交響曲
5.じぶんROCK
6.Re:make
7.世間知らずの宇宙飛行士
8.Mr.現代Speaker
9.アンサイズニア
10.Wherever you are
11.カゲロウ
12.エトセトラ
ITUNES
13.カラス
ITUNES
14.Pierce
15.C.h.a.o.s.m.y.t.h.
16.Liar
17.Let’s take it someday
18.Rock,Scissors,Paper
19.NO SCARED
20.恋ノアイボウ心ノクピド
21.完全感覚Dreamer
22.Nobody’s Home
—————————–
23.キミシダイ列車
24.内秘心書

初参戦でしたが、最初全くどんな感じなのか想像出来なくて戸惑いました。
あの観客層からは想像だにしなかったLIVEでしたよっと。
とにかく熱かった。最初から最後まで

熱烈!!!1

と言う訳ではないけど、夢中熱中と言った感じ。
初めての人でも自然と身体が動いてしまうような、音の氾濫、音の洪水。
あれはアリーナ席楽しいだろうなーとずっとスタンドから眺めていました。
スタンドはスタンドで演出を全身で感じられたので良かったです。
横アリがLIVEハウスになったのを初めて見て感動した。 あの一体感は幸福以外の何物でも無いなあ。

もう一度、と言わず何度でも味わいたい気持ち。
今日のファイナルに思いを馳せながらまたアルバム聴こう。

ミエルヒ

最近気になる役者・安田顕主演のドラマ。
制作は勿論みんな大好きHTB
 
空爆で左目を失明した戦場カメラマンが、さびれた田舎町にひょっこり帰って来る。
親父や同級生たちは、どうしてこんな田舎の何もないところで病気や家族やその他様々な悩みを抱えながら生きているのか、と問う息子に、

「じゃあなんでお前は帰って来たんだ」

と問い返す父。泉谷しげるの控えめな演技が光る。
 
命を軽んじてみたり、父親を異様に心配したり。
器用なのか不器用なのか、何とも不思議な人物像の剛を安田が好演。
田舎の、何十年何も変わらない退屈さや閉塞感、けれどその中にある尊い何か――目に見えないものの存在に気付かせてくれる、良い作品でした。
 
 
この人の演技素晴らしいな。必ずや今後も台頭してゆくだろうと思う。

決して浅倉威を彷彿とさせるからじゃ・・
 
焼そば食べてるシーンで思わず笑いましたごめんなさい。


友情出演の大泉洋、まあHTBだし絶対出るだろうと思ってたらあんなところでwww
あれは反則だ!

こう言う作品をもっと観たいな。

No.6

あさの先生の作品にしては勢いだけの、かなり荒削りな感情優先型の作品じゃないでしょうか。
 
ずっとアニメと平行して読んでいましたが、このところの娯楽三昧で少し麻痺した脳に刺激が欲しくて最終話を待たずに一気読みしてしまった。後悔はしていない。

読み終えて、ネズミが、紫苑が、彼らの奔走する姿が痛ましく力強く、鮮烈に蘇って来るよう。

何でこれアニメ化しようと思ったんだろうね?ちょっと不思議に思う。
ふわふわとした甘い夢と、現実と虚構とが織り成すディストピアのイメージが重なり合う幻影のような・・・子供の夢。
現実世界とリンクする部分はほんの僅か。想像力豊かな幼い脳が視る世界。 不確かであやふやで奇妙なリアルさを伴う世界観に圧倒されるばかり。

薦めてくれた某氏に感謝。たぶんもうそんなことなんて忘れてるだろうけど。
 
この時代をある意味反映している気がしないでもありません。
虚構、虚栄。偽りの多い世の中です。
本当のことは、いつでも自らの中からしか生まれては来ない。耳を塞ぎ、言葉を控え、内省し、夢に真実を見出だす。

NO.6♯1 (講談社文庫)

NO.6♯1 (講談社文庫)

どうかこの物語が多感な少年少女たちに正しく理解されますように。

幼年期の終わり

読後感は極めて良くない。「不快である」との評は間違ってはいない。
しかし、この作品が予見している物質世界から目に見えない精神世界への人類の進化と言うものが、そう遠くない未来に起こるのでは無いか、と言う予感を残した。
それは人類にとって華やかで美しい変遷であれば良いと切に願う。
 
二つの異なる存在が、互いを観察し、研究し、理解しようとする時。
そこにあるのは純粋な好奇心のはずだ。
固体が異なれば、見え方も感じるものも違う。
この世の中で最も忌むべきものは「無関心」であることを、幼年期の終わりを迎えた人類の姿に見た。それは恐怖ですらある。
 
オーバーロード達の絶望、人類の孤独。
果たして、クラークの言う通り人類は幸福なのか?

自分は別の答えを出したい。もっと希望を、見出だしたい。

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))