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ロートレックからの招待状

画家アンリ・ド・トゥールズ=ロートレックの生涯を、 彼の友人モーリス・ジョワイヤンに扮した岡田眞澄が、レシピ集「独身モモ氏の料理法」を絡めて紹介する。

「人間は醜いが、人生は美しい」

繰り返される印象的な言葉。
岡田眞澄の流暢なフランス語で滔々と語られる人生はとても美しく思えた。

どんな人間にも苦難はあるけれど、その中でこうして自分で見つけ出した答えを持つ人は、例えどんな人生を生きようとも美しい。それは図らずも彼が幼少期に呼ばれていた「小さな宝石(プティ・ビジュー)」を想起させる。

ベル・エポックと言う華やかな時代でさえ、光の影に闇はあった。ロートレックが夜の闇に染まる街を歩き、 見つめ続けた人々。
その一瞬の強い光を閉じ込めた絵画はとても美しく― 被写体を見つめる彼の温かな眼差しを感じる。


岡田眞澄のジョワイヤンぷりも、素晴らしかったです。
久々に吸い込まれるように観た。
レシピ集は機会があれば読んでみたい。