放っておくと増えるもの

それが本とCDとおもちゃ。

 

昨年末、有給消化中であるのを良いことに、真面目に大掃除に取り組んでみた。

切っ掛けは活動10年を越えたサークルの主から、在庫処分の許可が下りたこと。昔は通販してたのでそれなりに在庫が捌けていたんだけど、仕事が忙しくて手が回らなくなってから、どんどん増えるだけ…

何せ10年分なので、本もCDも段ボール4~5箱分はあったんじゃないかな?どうやって2階まで運んだんだ……

押入れを占拠していたこやつらを、揃えては縛り揃えては縛り…毎晩コツコツ夜中まで掛かってひとまとめに。

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どーん!


両手にひと束ずつ持って階段何度か往復したら腕が死にそうになったので、階下に降りる際に少しずつ運ぶことに。

(それでも数日掛かりました…)

ゴミ集積所が閉鎖される前日にこれを全部車に積み込んで、下ろしてと。いやあ大変だった。


さて、次はおもちゃ。

人から貰ったり、自分が入手したり大きさも種類も様々。

プライズ品、コンビニのおまけ、雑誌の付録、缶バッヂ、フィギュア…無数にある。


ジャンルに!一貫性が!!無い!!!


これらを買って組み立てておいた段ボールに多少の分類をしながら仕舞う。その後もちまちまちまちま部屋のあちこちから出現して発狂しそうに。

こう言うのって貰った時は勿論嬉しいし、自分でも欲しくて買ったりするんだけど、その後って皆どうしてるの?

 

そんなこんなでようやく部屋が綺麗に。

心なしか空気も澄んでる。

 

…これが持続出来れば良いんだけど。

 

無限に増えるおもちゃ類はいつかは処分しないといけないなと思いつつ、それなりに思い入れがあったりするので難しいところ。

 

そんな自分の2016年最後の読書はマイベスト断捨離本、カレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」でした。

 

…大掃除後に読むもんじゃないな?

 

小さなおもちゃたちを段ボールごと嫁に出す日は近い。

 

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

 

 

不思議の国のバード

英国の冒険家、イザベラ・バード著「日本奥地紀行」のコミカライズ。

通訳ガイド、伊藤鶴吉のツンデレな所を余すところ無く描いていて良い。
変わりつつある日本の原風景を辿る旅を、妹であるヘンリエッタに宛てた手紙として綴っていて、描写や表現は率直で忌憚無く読み易い。
最終目的地である「蝦夷ヶ島」までの道程を、どんな風に魅せてくれるか、今後の展開も楽しみです。

ブンサテ

ブンブンサテライツ川島道行さんが死去 妻・須藤理彩も追悼コメント
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4235308

去年、狼の対バンで強烈なインパクトを受けたばかり。

http://sp.ro69.jp/live/detail/123691


さっきまでスペシャで追悼番組(MV)やっていたので、ぼんやり聴いていた。

今年はアーティストの訃報が多い。物凄く多い。彼らはまるでタイミングを見計らって、今年を選んで亡くなってゆくようだ。
彼らは何処へ行くのだろう?何処か、この先の未来で待ち合わせているのかな。

聴きながら、ふと、そんなことを考えた。

君の名は。

待望の新海誠最新作。
かなり鳴り物入りで番宣も凄くて、期待せずにはいられなかった。

結論から言うと、とても良かった。中盤、やや失速した気もしたけれど、全体を通して新海誠作品の醍醐味であるスピード感に溢れていて、ラストはシンプルだけど余韻を残して…。集大成と言って良い映画だと思った。


ここから先は完全に個人の感想なのだけれど、観終わって思い出した作品がひとつ。

乙一「Calling you」

後のタイトルは「きみにしか聞こえない」。実写映画化されている作品なので、知っている人も居るかも知れない。
この小説のオマージュなのかな、と思った。


そうだとしても、そうじゃなかったとしても、とても綺麗な作品で、新海誠作品としては初めてのハッピーエンドでとても驚いた(言の葉の庭がハッピーとは思えなかった)し、RADWIMPSの楽曲も素晴らしかった。
観て良かった。楽しみにしていた甲斐があった。

一冊の本を読み終えたような気持ち。
夏に相応しい、爽やかな読後感を覚えているところ。

東京ナイトフィッシング

サカナクションのヴォーカル、山口一郎が夜の東京湾で釣りをする番組。
撮影当日、Twitterで「今、日本橋に居るよ」とツイートされていたのがようやく放送された。

何故、自分がこんなにサカナクションの曲が好きなのか分かった気がする。

東京と、夜と、海と。

これほど好きなものが込められていたら、好きになる。惹かれてしまう。
番組はどのシーンもサカナの音楽満載で、ファンにとっては踊り出しそうな内容だった。

9日のLIVEが楽しみで仕方が無い。

悪童

TEAM NACS最新の舞台をWOWOWやると信じて待ってたよ!

リーダー以外の脚本の舞台を観るのは初めて。現代劇は久々。終わって何が起こったか分からないままエンドロールへ。サヨナラホームランだ。
丁寧に脚色されたストーリーに一喜一憂しながら「大人ってこうだよなーーー」としみじみ。子供の頃は大人とか大っ嫌いだったけど、いざ自分が大人になってみるとやーしょうがないっしょ!となってしまうよね実際は。そんな大人たちの人生を5人が鮮やかに描き出す。
男っていつまで経ってもこうなんだろうな。バカで格好良くて面白い。永遠の子供だ。

次も楽しみです。

悪童 [DVD]

悪童 [DVD]

SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Reords launch tour"

小さい頃、よく鏡を上に向けて歩く遊びをした。
鏡を覗き込むと天井や空が見えて、まるで空を歩いているような、そんな不思議な感覚を味わうのがたまらなく好きだった。

上を見上げるのが好きだ。
目の前にあるものを置き去りにして、そこにある不思議な光景を求めて。

今日、見上げた先にあったのは、水の天井だった。
ああ、サカナになったんだな。
当たり前のようにそう思った。

ーーーーーーー

和太鼓の音が鳴り響いて、ディジュリドゥが吹き鳴らされる。
荒々しいリズムと激しい共鳴音。
古代の祈りを彷彿とさせる恍惚の音楽が最高潮に達した時、それは突然空中に現れた。

白雲に乗り、天上から辺りに響き渡る音楽を奏でる―――まるで異星人のような。
古代の人が見たら間違いなく神と崇めるだろう。
彼らはこう言った。

「踊れ」と。

ナイトフィッシングイズグッド
アルクアラウンド

「皆まだまだ踊れるかい?僕はまだまだ踊れるよ」

セントレイ
Klee
Aoi
蓮の花

yearsn
ネプトゥーヌス
さよならはエモーション
ネイティブダンサー
ホーリーダン
夜の踊り子
SAKANATRIBE
アイデンティティ
ルーキー

ここまで全力で走り抜け、

新宝島

ここで爆発した。
全員で一つの生き物のようだった。
「待ってたぞ、この瞬間を!」
あちこちからそんな声が聞えて来るような気がした。

【En】
グッドバイ (NEXT WORLD REMIX)
ミュージック
モノクロトウキョー
白波トップウォーター


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彼らのどの音楽も、自分の中をただ流れて行くことはなく、心に深く刻みつけるような鋭さと粘度の有るものだ。
歌詞の一つにも人並みならぬ情熱を掛ける山口一郎と言う人は、そんな音楽を作る。
単純な言葉のようでいて、ぐっと深く心の琴線に入り込むそれらの音楽は、時間を掛けて全身に沁み渡り、ダンスとなって解放される。

ただ水の中を泳ぐサカナのように、僕らはただ音楽に合わせて踊るのだ。
いつまでも空中の水の中を。







お借りしました。
http://www.livefans.jp/events/493805