君の名は。
待望の新海誠最新作。
かなり鳴り物入りで番宣も凄くて、期待せずにはいられなかった。
結論から言うと、とても良かった。中盤、やや失速した気もしたけれど、全体を通して新海誠作品の醍醐味であるスピード感に溢れていて、ラストはシンプルだけど余韻を残して…。集大成と言って良い映画だと思った。
ここから先は完全に個人の感想なのだけれど、観終わって思い出した作品がひとつ。
乙一「Calling you」
後のタイトルは「きみにしか聞こえない」。実写映画化されている作品なので、知っている人も居るかも知れない。
この小説のオマージュなのかな、と思った。
そうだとしても、そうじゃなかったとしても、とても綺麗な作品で、新海誠作品としては初めてのハッピーエンドでとても驚いた(言の葉の庭がハッピーとは思えなかった)し、RADWIMPSの楽曲も素晴らしかった。
観て良かった。楽しみにしていた甲斐があった。
一冊の本を読み終えたような気持ち。
夏に相応しい、爽やかな読後感を覚えているところ。
きみにしか聞こえない ?CALLING YOU? (角川スニーカー文庫)
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/03/27
- メディア: Kindle版
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